2011年10月28日金曜日

「とどろみの森学園」に、実際に行って見てきました。①

公明党大阪府本部の「教育研究セミナー」の一環として、箕面市の「とどろみの森学園」への視察がありましたので、さっそく申し込んで、昨日、実際に行って見てきました。

行ってみてびっくり!
当然、新しい学校なので施設が素晴らしいのは当然なのですが、何よりも子供たちがのびのびと生活して学んでいる姿に驚きました。
そのほかにも、給食がほとんど完食状態などなど・・・
施設一体型の小中一貫校を実際に見てみて、それまでの認識を新たにするぐらい、『目からウロコ』の連続でした。

今、池田ではこの「小中一貫教育」を基調とした【学校施設再編整備計画】が、注目の的となっております。
この10月には、教育委員会による各小学校区での地域説明会が行われましたが、その素晴らしさを疑問視しての反対署名運動や、計画自体の白紙撤回を求める請願が議会に提出されたりしています。
しかし、そういった疑問や心配の多くが杞憂であり、逆に今、池田市がこの取り組みをしなかったとすると、それは将来にわたる禍根を残すだろうとの感を強くいたしました。

例えば過去に池田駅周辺の再開発が計画された折にも、大型店舗の進出を不安に感じた住民の猛烈な反対により、その計画は隣の川西市に変更されました。
その結果、今ではどうでしょう。
以前のブログでも書きましたが、私が子供の頃はこの周辺地域において商業・産業の中心は池田市でした。
しかし今では、そうした賑わいは影を潜め、その座を川西市に譲り渡しております。

それと同じようなことが、今、教育の世界でも起ころうとしています。
かつて池田市は、文教都市として多くの方から羨望の的となり、「子育てするなら池田市で」と言われた時があり、子育て世代の多くの方々が池田市に転入されてきた時代がありました。
実はこうした状況が、今では箕面市で起こっています。
今回、視察しました「とどろみの森学園」が立地する森町(しんまち)は、この数年で山を切り崩して新たに造成された新しい街です。
今回、箕面市の行政の方から伺ったのですが、開発当初この町の人口構成予想として、高い所得を維持する高年齢が主体となると予想していたらしいですが、蓋を開けてびっくり!
実は、今現在の森町(しんまち)の平均年齢は、なんと27.3歳!
その理由を調べてみると、この「とどろみの森学園」に、わが子を小1から入学させたいと考える、就学前の子供を持つ親が引っ越してこられたとの事でした。

まさに、優れた「小中一貫教育」が、町のステータスをアップさせているんですね。
更には、不動産業者も「学校」を売りの最大要因としているとのこと。
そうした事から、この地域の入居希望者が増えて、第2期造成工事も来年から始まるとのことです。
当然、「小中一貫教育」システム自体は素晴らしいのですが、これを大阪府下でもいち早く導入し、多くの課題を乗り越えながらも現実の形とした箕面市の先見性に感嘆しました。
そして更には、茨木市との境にできた新しい街「彩都」にも、「小中一貫校」を建設されています。

池田市においてこの「小中一貫教育」構想が、一部の不安をあおる人たちの意見によって取り入れなかったとしたら池田の教育は大きく遅れてしまうと思います。
隣の箕面市の立派な斎場を見て、「あんな施設が、池田市にも欲しいね」という方も多くおられます。
また箕面市のコミュニケーションバス「ゆずるバス」が運行しているのを見て、「あんなバスを池田市にも」という声もよく聞きます。
そのうち、「あんな素晴らしい学校を、なぜ池田市でも作らなかったのか」という声が出ることにならないを心配します。

続く

0 件のコメント:

コメントを投稿