先日、北海道の夕張市を訪れる機会がありました。
皆様ご存知の通り、夕張市は5年前の2007年に財政再建団体に指定され、事実上財政破綻した市です。
こうした事態を踏まえて、自治体の破綻を未然に防ぐために国は財政健全化法を制定し、4指標などを導入しました。
私たちも、自治体の財政健全化を語るときに、夕張市のこれらの事例を引用することがありますが、実際に行って、自分の目でいろいろと見てみると深く考えさせられる点が多くありました。
まず、財政再建団体に指定されると、鉛筆一本を買うのにも国の許可が要るといわれますが、全くその通りで、市庁舎や道路の補修は全く行われていません。
また、大規模に開発されていた観光施設も見てきましたが、そのほとんどが現在閉鎖されており「廃墟」の様相を呈していました。
市中心地の商店も、そのほとんどがシャッターが閉まっており、いたるところで「夕張映画祭」のなごりである大きな看板だけが寂しく目立っている状態でした。
しかし、日本にとってもそういった姿は地方だけの事ではなく、「議員がしっかりと行財政をチェックせずに、その場だけの耳障りのいい事を言って、問題をスルーしているととんでもないことになってしまうんだ」と実感しました。
公明党にとって「一体改革」は、責任感の表れなんです。
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