先日、中学校の先生と話する機会があり、今の子供についていろいろと教えていただきました。
池田市では公明会派として、6月議会で中学校給食の実施について要望いたしました。それが何とか形になりそうなのですが、問題は多くの残食が予想されることらしいです。現在のお弁当の昼食でも、本当に小さなお弁当箱で、あまり食べないそうです。
それは、ダイエットとかを意識してそうなっているのかと尋ねたところ、そうではないとのこと。食べ盛り伸び盛りの年頃なので、家ではたくさん食べているらしいです。
それが学校では、『大食らい』とか『ドカベン』などと、周りから冷やかされるのを嫌がってほとんど食べないらしいです。また、最近の嫌がらせは、昔と違って陰湿でずっと続くらしいです。
ですから、給食だけに限らず、全ての学校生活においても、なるべく目立たないように気を使って生活している風潮があるとのことでした。
学校給食を実施するメリットとしては、最近何かと問題になっている子供たちの偏食や間食を正す『食育』という重要な意味があるのですが、それが素直に受け入れらるように願ってやみません。
とき奇しくも、先日、アメリカの教育研究の伝統を刻む南イリノイ大学で「デューイ研究センター」の所長を勤められているラリー・ヒックマン博士の記事を読みました。その内容は、
『「一人」の成長に力を傾け、「思いやりの心」を育てる』
と言うものでした。また、
「教育の意義は、よき人生のための準備にあるのではなく、人生を生きることそのものにある。・・・教育は何かのための手段ではなく、目的そのものなのです。」とも。
少子高齢化社会だからこそ、一人ひとりの子供たちを大切にしていくべきではないかと、その中学校の先生も言っていました。
どうか、池田市の子供たちは、現代の学校の悪癖に染まることなく、のびのびと学んで自分らしく成長してほしい!
そういった思いを根本として、これからも教育の諸課題に対して一生懸命に取り組んで行きたいと思います。
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