2011年11月4日金曜日

なるほど!ゴミ袋有料化の背景 ①

「秋といえば・・・」とのアンケート。
ある統計によると「食欲の秋」というのが、約半数だとか。
しかし、私にとって今年は「学びの秋」です。
先日は「小中一貫教育」の視察に「どろみの森学園」に行ってきたところですが、10月28日には公明党大阪府本部で開催されたセミナー「低炭素・省エネルギー循環型社会の構築」に参加してきました。
また10月31日、11月1日と、私の所属してる厚生委員会の視察で、尾道市の「認定こども園」、大野城市の「赤ちゃんヘルパー事業」を学びにも行ってきました。
もしかすると、大学生の娘や息子よりも、よく勉強しているかも(*^-^)

さて、大阪府本部で行われた「環境」に関するセミナーでは、大阪府の環境農林水産総務課の片山参事、循環型社会推進室の佃課長補佐が、大阪の現状と取り組みについて説明してくださいました。
その中で、「なるほど」と感じたポイントが何点かありました。
何と、私たちの住む大阪府は、ゴミの排出量においても、リサイクル率の低さにおいても、全国ワースト1なのです。
なぜなのか?――
その理由について、大阪府もしっかりと分析をしていました。

第一の理由としては、「大阪府は他のどこよりも規模の小さい事業所が多く密集していること」でした。
そうした事業所でのゴミの処分は、基本的に業者に委託いたします。すると業者は、ゴミの分別等は関係なく、1日いくらで収集します。
一方、事業所においても規模が小さくゴミを置いておくスペースが狭いために、ゴミを分別して出しません。
そうしたことから、本来リサイクルで処分されるべき資源ごみも、何もかも一緒くたにひっくるめてゴミとして処分されているそうです。
統計を見ても、家庭系のごみのリサイクル率は全国平均なのですが、事業系のリサイクル率は断トツでワースト1なのです。

そういえば私も会社員として勤めていたころは、一般家庭で行っているほど細かな分別はしていませんでした。
ペットボトルはラベルをはがして、キャップも外し、紙パックは中を洗って乾かし、広げてまとめて・・・
なんてことをしている男性の会社員は、一般的にみても少ないのではないでしょうか。
「もう(・ε・)、いい大人なんだから、ちゃんと分別できるようになってよ」
と、嫁に怒られる原因も、実はここにあったのかも・・・(それは違う(;^_^)



続く

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