2012年2月7日火曜日

五月山は地震に強い!?

昨日は猪名川クリーン作戦について記入しましたが、河川敷のごみ拾い終了後、池田市の取りまとめを中心的に進めてくれたボランティア団体「くわがた探検隊」の西先生による理科のお勉強(?)会がありました。


猪名川の河川敷で、思い思いの石を拾ってきてグループ分けしました。
すると、大きく4つのグループに分かれました。
○色の白っぽい花崗岩―これは猪名川西岸の六甲山系の石だとのこと。
○ゴマ塩模様の砂岩―これは、能勢町などの山系を構成する石。遠い距離を流れてきているので、丸い形です。
○色の黒いチャート―これは、池田市の五月山の石。非常に硬く、鉄分を多く含んでいるので火打石とも呼ばれる。
○人工の石―『パラサイト』や『コーク』とよばれる人工の石。
他の河川では、『凝灰岩』や『石灰岩』などもあるそうですが、猪名川にはありませんでした。
そして五月山の地質は非常硬いので、地震には強いとのこと。あの阪神大震災の時も六甲山系では崩れた所がかなりあったそうですが、五月山ではそういった被害は少なかったそうです。

猪名川の河川敷に落ちている石ころから、そんなことまで学ぶことができて非常に驚きでした。ゴミ拾いで汗をかき、普段気にも止めない石ころから多くの事を学んで有意義な時間を過ごすことができました。
アフリカの環境の母ワンガリ・マータイ博士の言葉に、
「環境問題を地球規模でとらえてしまうと無力感を覚えてしまう。しかし、身近なところから行動を起こしていくことで、力を発揮していける」
とあります。
「足下を掘れ」ということわざもありますが、「環境問題」といっても自分が今いる足元に多くのヒントがあるんですね。

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