2012年2月6日月曜日

第9回猪名川クリーン作戦に参加してきました。

おとといの2月4日(土)、猪名川クリーン作戦実行委員会主催で、猪名川流域で一斉清掃が実施されました。
この実行委員会は、猪名川流域で活動する各種団体が実行委員として手をつなぎ組織されています。
8年前に第1回が開催されてから今年で第9回目を迎え、活動の輪は、今では約50団体、参加人数は約1300人に拡大しているそうです。



私は、猪名川運動公園にある花壇のお世話をしているボランティアグループ「猪名川 花の会」として参加しました。今回で3回目の参加となります。
今回の池田市での参加人数は約100名以上。各種ボランティア団体やダイハツ工業、そして小さなお子様連れの家族の個人参加の人たちで、河川敷のごみを拾いました。
ゴミは、ビニール袋、ペットボトル、空き缶などの小物から、古タイヤ、バイクなどの大物に至るまで様々ありました。
大雨の時に上流から流れてきたゴミもあれば、故意に捨てたと思われる産廃などもありました。



猪名川は昨年の調査では、全国ワースト2の水質の悪さでしたが、それに関しては原田下水処理場から排出されるBOD(生物化学的酸素要求量)が原因なのですが、これは各河川ごとの問題ではなく最終的には河川のゴミもBODも全て大阪湾に流れ込むわけで、「大阪湾の美化」が大きな課題になっています。
大阪湾のごみの回収強化作戦として、「大阪湾クリーン作戦」「リフレッシュ瀬戸内」活動で、海洋環境整備船によるごみの回収や底びき漁船による海底ごみの除去などで、年間約2400tのごみ回収しているそうです。
そして、ごみの発生防止対策として、「猪名川クリーン作戦」「3000万人瀬戸内海クリーン大作戦」「淀川わんどクリーン大作戦」「大和川再生クリーンキャンペーン」等、河川流域及び沿岸の美化に係る取り組みを実施しています。



環境と、そこで生活する人々とは、無関係ではありません。環境が汚れてくると、人々の心も荒んできます。逆に人々の意識改革が進めば環境も良くなります。
「地球温暖化」の問題も同じだと思います。行政主導での取り組みも必要ですが、基本的には一人一人の意識変革が最も大切だと思います。
そうした意味で、日頃「環境」について語る方は数多くおられますが、それよりも今回の「猪名川クリーン作戦」に参加されたお一人お一人の尊い行動こそが大切であり、それを拡げていく地道な取り組みの先に始めて「環境問題」の解決策があるのではないでしょうか。

アフリカのことわざに「地球は、自分達が先祖から受け継いだものではない。自分の子供達から預かっているものだ」とあります。
どうか一人でも多くの方がこうした考えに立って、もういちど日々の生活を見直していただきたいと考えます。

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