2012年4月28日土曜日

「防災」に取り組む公明党 ②


大阪府に被害を及ぼす地震は、前回の海溝プレート型の地震のほかに、内陸活断層による地震があります。
陸域で発生した被害地震を見ると、歴史の資料で知られている最も古い大阪府の地震は、奈良県北部か大阪府南東部で発生したと考えられる416年の地震(規模不明)です。
慶長伏見地震とも呼ばれる1596年の地震(M7)の被害は広範囲に及んでいますが、大阪府内ては、堺で死者600余名とされています。
1936年の河内大和地震(M 6.4)では、府内で死者8名などの被害が生じ、地面の亀裂や噴砂・湧水現象も見られました。
「平成7年 兵庫県南部地震」のように周辺地域の浅いところで発生する地震もこれの代表です。

大阪府の主要な活断層は、北部に兵庫県から京都府まで延びる有馬―高槻断層帯と、奈良県との県境付近に延びる生駒断層帯、府西部に延びる上町断層帯びあります。奈良県・和歌山県との県境付近には、紀伊山地北部から和歌山県北部に延びる中央構造線断層帯があります。
ただし、このタイプの地震の今後30年に発生する確率は、有馬-高槻断層帯では0%~0.03%、生駒断層帯で0%~0.1%、上町断層帯で2%~3%、中央構造線断層帯の高い数値のところで0.06%~14%となっています。

やはり、「東南海・南海地震」の60%以上と言う数値がいかに高いかということで、府内の37の市町村は、東南海・南海地震で著しい地震災害が生じる恐れがあることから、「東南海・南海地震防災対策推進地域」に指定されています。


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