2012年4月29日日曜日

「防災」に取り組む公明党 ③


○津波シミュレーション

「東南海・南海地震」などの海溝プレート型の地震で、やはり心配なのが「津波」です。
東南海・南海地震が同時に起きたときの津波は2~3mと予測されています。
その数値がどんなものかわかりにくいのですが、「津波シミュレーション」のサイトで見ると、一目瞭然です。

津波シミュレーション

ちなみに3mで設定すると、淀川や西淀川、尼崎の南部が浸水状態になります。
左上の設定を変えることができるので、池田市を中心に見てみると、13mで伊丹空港が浸水、20mで中国自動車道以南が浸水となります。
先述のように「東南海・南海地震」の津波は2~3mと予測されていますし、1854年の安政南海地震(M8.4)のときの記録でも津波の高さは2mだったことから、池田市ではまず津波の心配はないと見ていいと思います。



ただし、私達が大阪市内などに居るときに地震が起こる可能性もあるわけで、津波から身を守る知識をしっかりと見につけておく必要があります。

○避難のポイント
津波から身を守るためには、少しでも速く、高いところに避難しましょう。

【地震の揺れの程度で自己判断しない】
揺れが小さくても津波が起きることがあります。海岸や河川敷などでは、小さい揺れであってもまずは避難しましょう。

【「遠く」より「高く」に】
既に浸水が始まってしまった場合は一刻を争います。「遠く」よりも「高い」場所に避難しましょう。近くのマンションやビルの3階以上に逃げ込むようにしましょう。

【避難に車は使わない】
車で避難することはやめましょう。平成5年(1993年)の北海道南西沖地震では、奥尻島青苗で避難する車で狭い道路が渋滞しました。そのため津波に飲み込まれ、多くの人が命を落としました。

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