2011年6月2日木曜日

大阪府都市監査委員会「定期総会・研修会」に参加して

本年、監査委員に就任しました。
例月出納検査などの実務はまだ経験していないのですが、本日、大阪府都市監査委員会の「定期総会・研修会」が豊中の千里阪急ホテルで開催され、参加してきました。

まず、「定期総会」は次第どおりに滞りなく運びました。
そのなかで開催市からの来賓と言うことで豊中市議会議長の片岡議長が挨拶され、(日頃お世話になっている、同じ公明会派の先輩議員です)豊中市初の女性議長でありながら堂々と話されている姿が、感動的でした。

後半の「研修会」では、関西学院大学の林宜嗣教授による「自治体経営と監査の役割」との演題による講演がありました。
私自身、監査委員になったばかりでもあり、どこまで理解できるだろうかとの不安もあったのですが、林教授は国の地方行財政検討会議委員も務められているとのことで、自治体経営における監査の役割がどういった流れになっているかなどがよく理解できました。

いくつか感銘した部分として、以下の内容があります。
・地方の財政悪化要因の一つに、現行の国と地方の財政関係がある。今まで国の云うとおりにしてきた所が苦しくなってきている。
・十分な監視機能を果たしていない地方議会。(耳が痛かった>0<)
・公共サービスは、過去の救貧・防貧から、生活支援に変質してきている。
・それに伴い行政の守備範囲も、これまでのように丸抱えでなく、民間活力の導入や受益者負担の活用も取り入れるべき。
・監査委員はこうした正しい見識に立っての、事務事業評価が求められる。
・具体的には 1、市民が納めた税金が公正妥当に使われているか(一部市民の既得権化していないか) 2、行政サービスの供給コストは削減できないか
この2点がポイントである。

本日の林教授の公演を拝聴しての感想として、これまで私は監査委員は不正をチェックして正すのが仕事だと思っていましたが、そんな表面的なものではなく自治体経営の根幹に関わる大切なポジションなんだと、意識を新たにいたしました。

そのように真摯に監査委員のお勉強に取り組んでいたのですが、休憩時間に「ただちゃ~ん\(*^▽^*)/」と、呼ぶ声が・・・
このような場所で誰なんだろうと振り返ると、日頃から親しくお付き合いさせていただいている八尾市の花村議員でした。年齢も期数も私より上なのですが、気さくに接してくださる先輩議員で、氏も本年監査委員に就任され本日の総会に参加されたそうです。
ということで、本日もちゃっかりとコーヒーをご馳走になりました。(先輩、<(_ _*)> ゴチデシタ♪・゚★,。・:*:・゚☆)

0 件のコメント:

コメントを投稿