2011年7月7日木曜日

こん(管)な上司の下では仕事したくないなぁ・・・

5月に会派の部屋を引っ越しした時に、みんなでお金を出し合ってテレビを購入しました。
ということで、会派の部屋でも国会中継などが見れるようになり、昨日も国会中継を聞きながら仕事をしていました。

昨日の衆院予算委では、海江田氏の安全宣言を事前に了解していたかを聞かれた首相が「本人に聞いて」と否定。海江田氏も「事前にということはない」、安全委員会の班目委員長も「事前に見ていない」と述べ、経産省の独断を印象づけるやりとりがありました。
そのやり取りを見ていた私としては、「そんなわけ、ないやろ~!」と。
実際に、海江田氏が6月18日に行った安全宣言に首相は「私も全く同じ」と同調していました。

そこで経産省は夏の電力不足を回避するために、立地自治体が最も理解を示している玄海原発の再稼働に照準を合わせ説得に動き、その要請を受け玄海町は九州電力に再稼働への同意を伝えるところまでこぎつけたわけです。
それがここへきて一転、再稼働に反対する姿勢を鮮明にしたのは、脱原発を続投の原動力にしている首相が、自ら再稼働要請する場面を作りたくなかったとの見方もあるとのこと。
突然、はしごを外された海江田氏は、「もう頭に来た。今さら何を言っているんだ」と怒っているとか・・・
つまり首相は、この夏に予想される電力不足よりも自身の都合を優先させたわけで、そのためにはスタッフをも平気で切り捨てる姿に、もしこんな人が上司ならその下では仕事したくないなぁと感じました。

そして、これにより立地自治体や国民は不信を高め、玄海原発など再稼働が遅れるのは必至で、夏場の電力不足が懸念されています。
全国で稼働中の原発17基のうち、今夏に7基が定期検査入となり、他の運転中の原発も次々と定期検査を迎え、原発再稼働が実現しなければ、来年5月には原発54基が全て停止するそうです。
特に発電量の5割を原発に頼る関西電力は深刻な状態となり、現在定期検査で4基が停止中、今月20日前後に新たに2基が定期検査に入り、来年2月までに定期検査と再稼働の遅れで原発全11基が停止しかねない状況となりました。
政府はストレステストの実施を発表しましたが、先行実施したEUでは、半年程度かかっているそうです。
こうしたことから電力不足が長期化すれば、夏の電力不足への懸念と同時に景気がますます低迷するのは必至であり、首相はそのことを真剣に考えているのか疑わしい限りです。

今日の公明新聞の一面に、「管政権が復興の妨げ」とありましたが、全くその通りだと思います。

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