2011年7月24日日曜日

公明党議員夏季研修会より

本日の公明新聞の一面にも掲載されていましたが、昨日、コスモスクエア国際交流センターにて大阪府の公明党議員夏季研修会が開催されました。
午前中の第1部では、IT研修が行われました。
「この中で、ツイッターをされている方は?」――3割くらいの挙手です。
「では、フェイスブックは?」――パラパラの挙手。
「ブログを解説されている方」――これは多くて8割くらいです。
「ホームページをお持ちの方は?」――半分くらいです。
「何のことだかよく分からない方」――笑いと共に、多くの挙手。
確かに年配の議員の方には、壁が高いかもしれません。

昼からの第2部は、山口代表が約1時間に渡り挨拶されました。
そのなかで、先日のブログでも触れましたが、福島第一原発事故での被災者の方々の現状に触れ、それに対する政府の責任と、仮払い法案の成立へ向けての取り組みについて言及されました。来週の国会である程度の方向性が見えそうだとのこと。さっそく池田に避難してきている方に伝えに行きたいと思います。

そして最後は、西宮市情報センター長の吉田 稔さんを招いて、危機管理と情報システムについて講演を行っていただきました。
あの有名な西宮システムとはどういったものか大変興味があり、それを作った本人による講演ということで真剣に勉強しました。
結論として、システム自体はそんなに特殊なものや複雑なものではなく、基本的には住民情報データバンクに位置情報を付加したものなのです。ただしそれを業者に丸投げして作成したのではなく、市職員の手によって作成したところがすごい。(阪神大震災直後の罹災証明書を円滑に発行するためにそうせざるを得なかった)
だからそのデータバンクはいざと言うときには市職員自らの手によりいかようにも活用できるのです。そしてそこには省庁を一貫して(なんと教育委員会も!)データーが共有されているとのこと。ですから、危機管理だけでなく、教育・福祉などの分野でも迅速な対応が可能となります。当然、危機管理においての迅速な対応においては絶大な力を発し、一刻を争うときの住民の生命や生活を守るという視点において、とても有用なものだと感じました。
そうした意味で吉田さんは、これを「被災者支援システム」としてリナックスのオープンソースとして全国にフリーで公開。総務省にも働きかけてライブラリ登録までこぎつけたとのことでした。
しかし、全国の自治体においてはなかなか理解されなくほとんど浸透しなかった。そして今回の大震災。あらゆる機関から問合わせが殺到してその全てに対応はしているが、「事前にこのシステムを取り入れていれば、どれだけ被災者の支援がスムーズに進んでいたか・・・」と悔しがっていたのが印象的でした。(実際のデータによると、IT環境の脆弱だった阪神大震災の時のほうが被災者に対する義援金支給の回数もスピードも充実していた)

さて、こうした勉強の合間に他市の議員との交流も、とても充実していました。
ツイッターのフォロワー数が1万5千を超えているという大阪きってのIT議員の辻大阪市会議員とは、アップルとアンドロイドの特徴や使い分けについて意見交換。
議員になる前は日経の記者だった加治木府会議員とは、行政による業者委託の問題点について。
同じ北摂地域の吹田市では、8月に行われる議会において「地域分権制度」導入を審議するらしく、野田幹事長と池田市に於ける「地域分権制度」の状況についてのやりとりなどなど・・・
チーム3000と言いますが、公明議員のネットワークを実感したとても充実した研修会でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿