2011年7月29日金曜日

こんな面白い企画があるんですよ!

皆さんは「大阪あそ歩(ぼ)」って、聞いたことがありますか?

私はついこの前までは知らなかったのですが、ある市民の方に教えてもらいました。
平成20年に、大阪市、大阪商工会議所、(財)大阪観光コンベンション協会により、大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会が発足し、大阪の街のおもしろさや魅力を広く発信する目的で、様々なまち歩き活動の掘り起こしに取り組んでいます。
大阪市内で約150のコースがあり、それぞれが3時間ほどのまち歩きコースになっており、参加申し込みが必要になります。15~20名で締め切られ、参加費用は約1,000円。当日はボランティアのガイドさんがついてくれて、それぞれのコースの魅力を、面白く楽しく案内してくれます。

「大阪あそ歩(ぼ)」

ということで、私も先日初めて参加してきました。
参加したコースは「これぞ浪華八百八橋!中之島名橋コレクション」~過去と現在を繋ぐ歴史の架け橋たち~です。
大阪中之島界隈の名橋を中心としたそれぞれの橋の物語、ドラマや、中之島公会堂など歴史的建造物を巡り、水の都・大阪の歴史を堪能してきました。
朝10時に京阪・中之島駅に集合、出発。ガイドは2名着いてくれました。同行した参加者の中には80コース目だという人や50コースほど参加したというつわものもおられて、それぞれの観光ポイントでは内容の濃いやり取りとなり、結局、当初のゴール予定だった中之島東端噴水までたどり着けず、難波橋で時間切れとなりました。

参加した感想としては、普段何気なく通行している淀屋橋や肥後橋にも、味わい深い歴史があり驚きました。
また、江戸時代から大阪は八百八橋と言われるほど多くの橋があったのですが、江戸との大きな違いは、その多くは民間が掛けたものだった。だから洪水などで橋が流されたり修理が必要になったときは、その橋を使う周辺の店が、間口の広さなどで割合を決めて費用を負担していたらしい。
近年、新しい行政の在り方として「民による公共」という考え方が議論されていますが、商人のまち大阪では古くからそうしたことが当然のこととして行われていたんですね。

今回初めて参加した「大阪あそ歩(ぼ)」ですが、運営の仕方やその内容の濃さなど、とても勉強になりました。
我が池田市にも多くの観光資源があり、同じ形は無理だとしても、なにか参考になればと思います。

2011年7月27日水曜日

猪名川に散歩がてら観に来てください。


お世話をさせていただいている猪名川運動公園にある円形花壇。
ひまわりが咲き始めました。あと1週間くらいで見ごろになります。
是非、猪名川に散歩がてら観に来てください。

ところで、南側のひまわりの方が背が高いんです。
何故かな?と思い考えてみると思い当たりました。
ひまわりの種をまく前に耕して、その時に腐葉土を入れたのですが、緑のセンターの方が花壇の南側に山盛りにもって来てくれたんです。
その腐葉土を、花壇に手でまいたのですが、途中からだんだんとめんどくさくなってきて山の近くの南側ばかりに撒いてしまいました。
きっとその加減で南側のひまわりの方が背が高くなってしまったのでは・・・
腐葉土の効果、恐るべしです。

また、ひまわりの間からはコスモスもちらほらと。
これは今年は種をまいていないのですが、昨年のコスモスから自然に落ちた種が育ったようです。
このコスモスも、これから楽しみです。

2011年7月25日月曜日

負げでたまっか!東北がんばっぺ!

先日来、このブログで紹介していた箕面市出身、渋中出身の東北・東根市の市議会議員候補の〔河村ゆたか〕さんから、今日の朝一番で電話がありました。
昨日の投票結果、なんと19人中堂々の2位で当選!1620票獲得とのこと。応援いただいた方々に心からの感謝をしますとのことでした。

「疲れたやろ、大変だっただろう、ちょっとはゆっくりできるネ。」
と言ったところ、
「そうも行かないんです。すぐに仙台に応援に行かないと・・・」
とのこと。

東北はいまだ「震災との戦争」の真っ最中なんですね。
決して過去形ではない。いまだに、電気も水道も通らない被災の現場で、将来に不安を抱えながらも懸命に戦っている方がたくさんいる。
そんな中で、東北の公明議員は自分の選挙が終わったらさっそく被災地に赴いている。
「さすが!」と思いました。

先日、雑誌「潮」の記事に、宮城県知事と仙台市長の、公明党とその支持母体の組織に対するコメントが掲載されていました。
ご紹介します。


地域社会に信頼されている事実を実感
宮城県知事 村井嘉浩 
(行政の手配ミスにより、避難所の救援物資が届かなかったことに対して)
「こういう極限状況だから多少の手違いはやむを得ない」と寛容に受け止め、足りない食料については自力で調達された。そればかりか、逆に私どものところへ多額の義援金をお持ちいただき、「がんばってください」と私を励ましてくださったのです。
その一件にかぎらず、震災対応において、本来は行政がやるべきことまでやってくださっていると感じます。
そのことを可能にしている力の源の1つが、全国に広がるネットワークでしょう。震災発生の翌日には新潟の組織から手作りのおにぎりが大量に届けられたことなど、強固なネットワークを思い知らされるエピソードをいくつもうかがっております。
そしてそれは、たんに事務的なネットワークが整備されているというだけではないでしょう。たとえ非常時の連絡網や災害対応マニュアルを緻密に作ったとしても、土台となる心の絆がなければ、いざというときに機能しないものです。強い心の絆で結ばれているからこそ、今回も各地の組織が迷わず被災地の応援に奔走できたのでしょう。私は、その絆こそが素時らしいと思います。行政もそこを見習わなければいけません。
印象的だったのは「利他の精神」
仙台市長 奥山恵美子 
仙台市には、「指定避難所」が約200ヵ所用意されています。しかし、今回の震災は被害が広範囲でライフラインも途絶したことから、指定避難所だけでは対応しきれませんでした。じつに総勢10万人以上もの仙台市民が避難者となられたのです。
市としては指定避難所に物資を配給するのが精一杯で、それ以外にはなかなか物資をお届けすることができませんでした。その中にあって、独自ルートで支援物資を確保してくださったのは、たいへんありかたいことでした。とくに、緊急度の高い震災後最初の一週間、多くの仙台市民を守っていただきました。
今回の震災を通じて痛感したのは、市民一人ひとりを結ぶ日頃からの心の絆が、こういうときこそ生きてくるということです。非常時とはいえ、それまでなかった絆が突然生まれるものではありませんから…。仙台市では「共助の地域づくり」をスローガンに掲げてきましたが、改めてその大切さを痛感いたしました。
その「共助の地域づくり」の模範を、示しておられると私は思います。
なお、復興に向けての闘いのなかで、私も多くの会員さんと接しました。そのなかでとくに印象的だったのは、被災地ボランティアでがんばっておられる方が、「私はいま、被災者の方々のために働けることそれ自体が幸せです」と言っておられたことです。その利他の精神に感服いたしました。

2011年7月24日日曜日

公明党議員夏季研修会より

本日の公明新聞の一面にも掲載されていましたが、昨日、コスモスクエア国際交流センターにて大阪府の公明党議員夏季研修会が開催されました。
午前中の第1部では、IT研修が行われました。
「この中で、ツイッターをされている方は?」――3割くらいの挙手です。
「では、フェイスブックは?」――パラパラの挙手。
「ブログを解説されている方」――これは多くて8割くらいです。
「ホームページをお持ちの方は?」――半分くらいです。
「何のことだかよく分からない方」――笑いと共に、多くの挙手。
確かに年配の議員の方には、壁が高いかもしれません。

昼からの第2部は、山口代表が約1時間に渡り挨拶されました。
そのなかで、先日のブログでも触れましたが、福島第一原発事故での被災者の方々の現状に触れ、それに対する政府の責任と、仮払い法案の成立へ向けての取り組みについて言及されました。来週の国会である程度の方向性が見えそうだとのこと。さっそく池田に避難してきている方に伝えに行きたいと思います。

そして最後は、西宮市情報センター長の吉田 稔さんを招いて、危機管理と情報システムについて講演を行っていただきました。
あの有名な西宮システムとはどういったものか大変興味があり、それを作った本人による講演ということで真剣に勉強しました。
結論として、システム自体はそんなに特殊なものや複雑なものではなく、基本的には住民情報データバンクに位置情報を付加したものなのです。ただしそれを業者に丸投げして作成したのではなく、市職員の手によって作成したところがすごい。(阪神大震災直後の罹災証明書を円滑に発行するためにそうせざるを得なかった)
だからそのデータバンクはいざと言うときには市職員自らの手によりいかようにも活用できるのです。そしてそこには省庁を一貫して(なんと教育委員会も!)データーが共有されているとのこと。ですから、危機管理だけでなく、教育・福祉などの分野でも迅速な対応が可能となります。当然、危機管理においての迅速な対応においては絶大な力を発し、一刻を争うときの住民の生命や生活を守るという視点において、とても有用なものだと感じました。
そうした意味で吉田さんは、これを「被災者支援システム」としてリナックスのオープンソースとして全国にフリーで公開。総務省にも働きかけてライブラリ登録までこぎつけたとのことでした。
しかし、全国の自治体においてはなかなか理解されなくほとんど浸透しなかった。そして今回の大震災。あらゆる機関から問合わせが殺到してその全てに対応はしているが、「事前にこのシステムを取り入れていれば、どれだけ被災者の支援がスムーズに進んでいたか・・・」と悔しがっていたのが印象的でした。(実際のデータによると、IT環境の脆弱だった阪神大震災の時のほうが被災者に対する義援金支給の回数もスピードも充実していた)

さて、こうした勉強の合間に他市の議員との交流も、とても充実していました。
ツイッターのフォロワー数が1万5千を超えているという大阪きってのIT議員の辻大阪市会議員とは、アップルとアンドロイドの特徴や使い分けについて意見交換。
議員になる前は日経の記者だった加治木府会議員とは、行政による業者委託の問題点について。
同じ北摂地域の吹田市では、8月に行われる議会において「地域分権制度」導入を審議するらしく、野田幹事長と池田市に於ける「地域分権制度」の状況についてのやりとりなどなど・・・
チーム3000と言いますが、公明議員のネットワークを実感したとても充実した研修会でした。

2011年7月20日水曜日

山口代表、よくぞ言ってくれました!

福島第1原発事故により、親戚を頼って池田市に避難してきているご家族の方から、生活支援に関する相談を受けました。
命からがら池田市に逃げてきて、当初は大阪府や池田市からの支援金も給付され(10万+5万)、住居も有志の方からの無料提供を受けて何とか落ち着くことができたとのこと。

しかし、震災から4カ月が経過し、やっと仕事も見つけたものの目の前の生活を成り立たせることが困難な状態になっています。食費、光熱費、離れ離れになった身内と連絡を取るための毎月の携帯電話代金・・・それらはどこからも出ません。
政府の東日本大震災特設ページを見てみると、150万円までの貸付融資制度があるみたいですが、確認したところ審査等に時間がかかりすぐの役に立ちそうにはありません。
そんな中、ありがたいことに市の保健福祉部長以下、職員の方々が丁寧に相談に乗ってくださり、その対応にとても感謝していました。

本来、今回の被災者の方々には何の責任もありません。
前代未聞の大震災に見舞われ、更には人災ともとれる原発事故の被害により、それまで住んでいたところを追われて、家族ばらばらとなり、いまだに国や東京電力からは何の保障も明示されず、将来に対して多くの不安を抱えたままで、知らない土地で多くの善意もあるけれど無理解な人の言動に傷ついたりしながら、必死で日々生活されています。

そんな中、昨日の記者会見で公明党の山口代表が言ってくれました!
「政府が迅速に損害賠償を仮払いしろ」と。
さすが、生活者の味方、公明党!生活現場で苦しんでいる人たちの気持ちが分かっている!
この数日、被災者の方にかかわってきた私は、心から大喝采です。
これからも、生活現場に最も近い私たち地方議員と、国会議員とのしっかりしたネットワークを発揮して、被災者支援に頑張ってまいります。

山口代表の記者会見より
東京電力福島第1原子力発電所事故の賠償のあり方に関して山口代表は、政府が提出した「原子力損害賠償支援機構法案」の前提となる原子力損害賠償法(原賠法)には、国の賠償責任が法的に位置付けられていない欠陥があると指摘。現在、衆院で審議中の支援機構法案について「政府の責任を法的に位置付けた修正」をするとともに、将来の事故に備えて原賠法の改正も必要との考えを示した。
その際、被災者の迅速な救済のため、公明など野党5党が提出した「原発事故被害緊急措置法案(仮払い法案)」の趣旨も盛り込み、「政府が迅速に仮払いを行い、賠償の矢面に立つセーフティーネット(安全網)を制度として盛り込む必要がある」と強調した。
また、実際の賠償金を仮払いする方法について、「賠償処理をする仕組みが何ら制度化していない。大量の案件を矛盾が出ないように、画一的にスピーディーに処理する何らかの仕組みが必要だ」と述べた。

2011年7月19日火曜日

『皇治』選手の試合観戦に行ってきました。


昨日、池田市出身のプロキックボクサー『皇治』こと田中選手の試合観戦に行ってきました。

場所は大阪市港区の世界館。工場街のど真ん中で、以前は工場か倉庫だったところをイベントスペースとして改造したような所でした。
驚いたのは、周辺は完全な工場街なので路駐のしほうだい。駐車禁止じゃないんですね。

試合の方は、田中君が新しいジムに移籍して初めての試合でありながら、ファイナルです。
いつものように、池田市から多くの応援団が駆けつけていました。中には中学のときの担任の先生も来ておられました。
相手はシュートボクシングの選手で、結構ベテランの太田光軌選手です。

試合開始。
いつものようにしっかりとガードを固め、基本に徹する『皇治』選手に対して、相手の太田選手はかなり変則的なスタイルで攻めてきます。
顔面のガードを完全に下ろして、その左で思わぬところからジャブを放ってきます。
パンチに切れのある『皇治』選手に対してノーガードで大丈夫なのか、とびっくりしましたが、目がいいのかちゃんとかわしています。
というより、防御を捨てて責めに徹しているのでどんどんと前に出てきて、『皇治』選手が手を出しにくい間合いに入ってきます。
大田選手の頭が『皇治』選手の顔面にヒットしてまぶたを切るという、アクシデントもあるほどでした。

そんな相手なので『皇治』選手はまともにボクシングをさせてもらえません。かなりやりにくい相手だったと思います。
そんな相手と戦うときは基本に徹するしかないかなぁと思ってみていると、いきなりサウスポーにスイッチしたりして相手のリズムを崩したりしています。こんなこともできるようになったんだ、どんどんと成長しているなぁ、すごいなぁと感心。

そして第2ラウンド、ついに『皇治』選手のパンチが相手の顔面にまともに入って、一発でKO!
『皇治』選手の巧さと強さが遺憾なく発揮された試合でした。
応援に来ていた観客も大満足。


話は変わりますが、キックボクシングの選手は、リング上では威圧的なポーズを取ったりしますが、基本的にふだんはとっても好青年です。さわやかなスポーツマンです。多田ジムの選手でも、こっちが感動するほどすばらしい挨拶をします。
そして、彼らは多くのものを犠牲にしてでも、自分の可能性に挑戦し続けています。いまどきめずらしい青年達です。
しかし、最近では格闘技の人気も低迷化し、「K-1」もなくなってしまいました。

なでしこジャパンの活躍もそうでしたが、スポーツは観るものに感動を与えます。
昨日のキックの試合もそうでした。勝っても負けても、その選手のひたむきさにさわやかな感動を感じました。
そんな彼らが活躍できる場がもっとあればなぁ、将来に対してもう少し明るい希望が持てたらいいのになぁ、と感じています。

2011年7月17日日曜日

北豊島中学校吹奏学部

昨日、地元幼稚園の夏祭りを覗いてきました。

そこで、アトラクションとして北豊島中学校の吹奏学部の皆さんが演奏を披露してくれていました。
以前、呉小の吹奏学部の動画をアップしたこともあるのですが、北中の吹奏学部の演奏もとても素晴らしく、幼稚園児もすごく喜んでいたので、その様子をご紹介させていただきます。

2011年7月14日木曜日

菅首相は、「成熟拒否」? ―精神科医の論文より―

精神科医の片田珠美さんの論文を読みました。
大要、以下の内容でした。

人が大切なものを失った時にどうした反応を示すのかを、スイスで生まれアメリカで活躍した精神科医のエリザベス・キューブラー・ロスの説を引いて説明しています。キュー・ブラー・ロスは、死に瀕している患者200人以上にインタビューした経験にもとづき、末期患者は、
第一段階 否認
第二段階 怒り
第三段階 取り引き
第四段階 抑うつ
第五段階 受容
の五つの段階を経て、ようやく死という最大の対象喪失(自分にとって大切な対象を失うこと)を受容するに至るのだと述べています。
このように、対象喪失を受け入れるためには、いくつかの段階を通過し、それに伴う苦悩や不安を乗り越えることが不可欠なのですが、この対象喪失を受け入れられない「成熟拒否」が増えていることが憂慮されており、これが国家の指導者にまで蔓延しているとのこと。

たとえば、福島第一原発の事故では、政府も東京電力も当初「メルトダウン(炉心溶融)」の可能性を否定し続けていましたが、2か月後に1号機の核燃料の大半が溶けて崩れ落ちており、しかも圧力容器の底に穴があいていることが判明するに至って、はじめて認めました。
これは、当初は惨状を受け入れられず、否認によってパニックになることを防ごうとしたものです。
この状態は、対象喪失の最初のショックを和らげるために日常生活でしばしば用いられますが、この否認の段階でフリーズしてしまったのがひきこもりです。これは、自己愛を傷つけるおそれのある現実をなるべく見ないようにするための防衛反応とのこと。
そういえば、地震直後、首相は全くテレビに出ていなかったなぁ・・・

そして第一段階の否認を維持することができなくなり、「やはりそうだ。問違いなんかじゃない」ということを思い知らされると、次に出てくるのが怒りです。菅首相が部下や関係者を怒鳴りつけてばかりいるのも、深刻な事態を受け入れられないかららしい。
これも、日常生活でしばしば用いられる防衛メカニズムであり、何か問題が起こると、とりあえず自分以外の誰か、あるいは何かのせいにしてその場を切り抜けようとします。つまずきや失敗などの事実を否認しきれなくなって、どうしても認めざるをえない場合でも、自分に能力がなかった、努力が足りなかったなどとは、できるだけ思いたくないからです。

こうして他人に怒りをぶつけていても、ずっと否認し続けられるわけではなく、現実に引き戻されるたびに落ち込んで、抑うつ的になります。
対象喪失を正しく受け入れるためには、この抑うつの段階をきちんと通過することが不可欠なのですが、それに伴う痛みや苦しみに耐えられないがゆえに、あえて躁状態になって頑張り、活発に動き回ることによってできるだけ直視しないようにしようという、成熟拒否があるそうです。
最近、菅首相が次から次へと場当たり的な施策を打ち出しているのもこれかもしれません。

今、菅首相に必要なことは、「現実をどう受け入れるか」という事ではないでしょうか。
そのうえで、「あきらめる」べきことは受け入れるしかない。「あきらめる」とは「明らかに見る」ことでもあり、現実をきちんと認識しない限り、日本の再生のためのリーダーシップは果たせないのですから。

2011年7月11日月曜日

大峰山(宝塚)踏破

歩き終えた後の、冷えた缶ビールのあの味が忘れられなくて、またまた山歩きにいってきました。

今回は、中山山頂から北の尾根道を下り十万辻へ、その後、宝塚の大峰山(552.3m)を超えて武庫川渓谷に出て、福知山線の廃線後をたどってJR武田尾駅へと至るコースです。
その日は、午前中に用事が入っており、体が空いたのは午後2時。どうしようか迷ったのですが思い切ってトライしました。阪急バスで中山桜台6丁目に着いたのが3時。順調に歩きとおして武田尾に6時半ごろに到着しました。

そして、冷えた缶ビール。
やっぱり、ウマイ!
癖になりそうです。

2011年7月9日土曜日

もし、あの時に・・・

昨日、まちづくり防災特別委員会が開催され、池田市の防災の取り組みについて勉強しました。
委員会に先立ちまして、防災について予習しておこうと昨年の総合計画策定の時に調べた資料を引っ張り出しました。

それは、「市区町村における危機管理の取り組み」という公明党本部から頂いた資料(平成22年4月)で、総務省消防庁の調査で明らかになった
(1)国民保護法に基づく「避難実施要領のパターン」の作成が、約7割の自治体において未だに作成されていない状況(平成21年10月時点)についての資料と、
(2)津波避難勧告等に係る発令基準の策定状況というもので、津波による海岸や河川の被害があり得る全国の660市区町村のうち、津波に対する避難勧告、指示などの具体的な発令基準を未策定の自治体が41.1%にも上る(平成22年3月時点)――という資料でした。

津波に関しては、チリ中部沿岸を震源とする地震による津波を受けて調査したもので(ちなみに菅首相はチリ地震を60年以上も前のことだからわからないと、ボケた答弁をしてましたが)、この津波対策の策定率があまりにも低いことを受けて、公明党本部からは【対象となる自治体については、実態把握と対策強化の取り組みをお願い致します。】との指示が出ていました。

私は、池田市では津波は関係ないということでスルーしていたのですが、今になってその資料を目にして、もしこの時に日本中がこのことに対して真剣に取り組んでいたら、東日本大震災に於いても多くの命が救われたのではないかと唖然としました。
政治というのは、パフォーマンスでも人気取りでもなく、人々の命をもその責任の範疇とする真剣勝負であらねばならないという実感をいたしました。
その時々の課題を明確にして、その一つ一つに対して真剣に取り組み、人々の生活に寄与させていかなくてはならない重要な責務を担っているのだと、再認識をしました。

ところで、まちづくり防災特別委員会では、私は以下の質問をしました。
市町村の避難実施要領の策定を規定する国民保護法では、住民の避難を要する想定として、地震・洪水・津波などと並んで他国からの武力攻撃も想定されている。特に港湾や鉄道・空港、そして自衛隊の施設や原発を有する地域での取り組みの重要性が示されている。池田市には大阪空港があり、近隣には伊丹市千僧に陸上自衛隊第3師団駐屯地があるが、そういった想定もされているのか質問しました。
危機管理担当管からは、市民の避難誘導に関してはそうした事態も想定しているとのことで、細かな避難計画について教えていただきました。

2011年7月7日木曜日

こん(管)な上司の下では仕事したくないなぁ・・・

5月に会派の部屋を引っ越しした時に、みんなでお金を出し合ってテレビを購入しました。
ということで、会派の部屋でも国会中継などが見れるようになり、昨日も国会中継を聞きながら仕事をしていました。

昨日の衆院予算委では、海江田氏の安全宣言を事前に了解していたかを聞かれた首相が「本人に聞いて」と否定。海江田氏も「事前にということはない」、安全委員会の班目委員長も「事前に見ていない」と述べ、経産省の独断を印象づけるやりとりがありました。
そのやり取りを見ていた私としては、「そんなわけ、ないやろ~!」と。
実際に、海江田氏が6月18日に行った安全宣言に首相は「私も全く同じ」と同調していました。

そこで経産省は夏の電力不足を回避するために、立地自治体が最も理解を示している玄海原発の再稼働に照準を合わせ説得に動き、その要請を受け玄海町は九州電力に再稼働への同意を伝えるところまでこぎつけたわけです。
それがここへきて一転、再稼働に反対する姿勢を鮮明にしたのは、脱原発を続投の原動力にしている首相が、自ら再稼働要請する場面を作りたくなかったとの見方もあるとのこと。
突然、はしごを外された海江田氏は、「もう頭に来た。今さら何を言っているんだ」と怒っているとか・・・
つまり首相は、この夏に予想される電力不足よりも自身の都合を優先させたわけで、そのためにはスタッフをも平気で切り捨てる姿に、もしこんな人が上司ならその下では仕事したくないなぁと感じました。

そして、これにより立地自治体や国民は不信を高め、玄海原発など再稼働が遅れるのは必至で、夏場の電力不足が懸念されています。
全国で稼働中の原発17基のうち、今夏に7基が定期検査入となり、他の運転中の原発も次々と定期検査を迎え、原発再稼働が実現しなければ、来年5月には原発54基が全て停止するそうです。
特に発電量の5割を原発に頼る関西電力は深刻な状態となり、現在定期検査で4基が停止中、今月20日前後に新たに2基が定期検査に入り、来年2月までに定期検査と再稼働の遅れで原発全11基が停止しかねない状況となりました。
政府はストレステストの実施を発表しましたが、先行実施したEUでは、半年程度かかっているそうです。
こうしたことから電力不足が長期化すれば、夏の電力不足への懸念と同時に景気がますます低迷するのは必至であり、首相はそのことを真剣に考えているのか疑わしい限りです。

今日の公明新聞の一面に、「管政権が復興の妨げ」とありましたが、全くその通りだと思います。

2011年7月6日水曜日

会派チラシできました!



6月議会を受けての「公明党池田市議員団」のチラシができました。
今週1週間で、市内全域に各戸配布する予定です。

政策費を抑えるために、デザインはすべて自分たちで、イラストレーターというソフトを使って作成しました。
このソフトは印刷屋なども使っている汎用性の高いものですが、機能が高すぎてどちらかというと一般性の低いソフトです。
私は、以前仕事の関係で、ある程度マスターしていて、それが今、議員としてこういったチラシや議会報を作成するのに大変役立っています。
今まで経験したことに無駄はない、意味があるんだなぁ~と思っています。

こうした特技を活かしてのチラシ製作を通して、市民に開かれた議会の一助を担えることに喜びを感じています。

2011年7月5日火曜日

河村ゆたかのホームページ

河村ゆたかのホームページ

先日も少し紹介しました、東北の山形県東根市でこの夏に行われる市議会選挙に立候補する河村さんのホームページが完成したとのこと。
さっそく見てみましたが、元気に頑張っている様子が伝わってきました。特に中学の野球部の顧問をしている写真が良かったです。

東根市というとさくらんぼの佐藤錦が有名で、山形県でも東部に位置していて、日本海よりも仙台などの方が近いんですね。
また、山形空港や東北中央自動車道・山形自動車道などが交差していて交通の要所でもあり、人口も毎年増加、学校も新設されるなど、私は東北の山奥の市と言ったイメージがあったのですが、どうも違っていたみたいでしたm(-_-)m

また、かれのプロフィールを見ていると、池田にある渋谷高校の卒業生なんですね。
電話で話したときに「関西人は東北では受け入れられにくいという話があるけど、大丈夫?」と尋ねたら、
「エッ、そうなんですか。そんなの気にしたこともありません。」と、涼しげに・・・
そんな図太いところが、関西人らしいとも言えますが・・・(^0^*

とにかく、東北と言えども夏の選挙なので体調管理に注意して、大勝利されることを祈っています。

河村ゆたかのホームページ

2011年7月3日日曜日

議会報告会を開催

昨日、市内の宇保会館で「6月議会 議会報告会」を開催しました。

土曜日の午前中ということで、どれくらいの方が参加していただけるのか少し心配しておりましたが、30名以上の方が集っていただきました。
また、それまでに開催の告知のために何人かのお宅を訪問させていただいたのですが、一軒一軒かなり話し込ませていただきました。選挙のご挨拶のときはろくに会話もせずに訪問していましたので、じっくりといろんなご意見ご要望を聞くことができて、とても有意義でした。

「議会報告会」で話した主な内容としては、
・選挙公約であった、議員報酬の1割削減が実現したこと。
・更なる子育て支援策として「ふくまる子供券」が実現したこと。
・「学校施設再編整備計画」
についてであります。

私からの報告の後、質疑や要望をお聞かせいただく時間を取ったのですが、かなり突っ込んだ意見もあり池田市民の政治への関心の高さが感じられました。その中から、今後の課題や取り組むポイントなども見えてきて、私自身にとってもとても勉強になりました。

公明党は全国的に議会改革の一環として、「議会報告会」なども含めて議会の「見える化」を提唱しています。
議会が市民から遠く離れた存在にならないよう、市民生活の現場の声が届く身近なサポーターとなれるよう、これからもしっかりと取り組んでいきたいと思います。